WRITE －過去にフリーペーパー「毬」に寄稿したものです－

巷では物があふれ、人々は欲しい物は何でも手に入れたいと思う消費社会の我が国においては《お金があれば何でも･･･》という拝金主義が蔓延している気がします。

【お金は万能の神様】でしょうか？
昨年、日本を訪れたアジアの小国・ブータンの国王夫妻は、私達に「幸福とは何か」を問いかけました。
ブータンは決して経済的に恵まれた国ではないですが、国の幸福度数値は昨年までアメリカに次いで世界第二位の経済大国であった日本をはるかに凌駕しています。～何を意味しているのか？

私達はお金で手に入れる事の出来ないものがあると気付き、その事にもっと価値を認めなければなりません。
私はセラピストとして日々多くの人達の、多種相談事を受けていますが、究極の悩みはお金に纏わる事は少ないです。
お金で解決出来ない事が殆どです。
この世の中を生きていくにはお金は必要ですが、絶対的なものではなく、必要条件ですが、十分条件ではないのです。
アメリカの名優チャップリンは、「この世の中を生きていくのには、コップ一杯の水と一切れのパン、そして少しばかりのお金《some money》があればいい」と話しましたが、まさに名言だと思います。